リンパマッサージを初めて体験した時のこと

仕事の関係で関西から東京へ出張することが多く、ほぼ週に1回、多い時は2回以上関西と東京を往復することが数か月続いた。移動手段は新幹線で、2時間ちょっとの乗車期間中はさほどつらいとは感なかったのだけど、次第に腰から方がこわばると感じるようになった。
仕事の予定が変わって午後から2時間ほどの空き時間ができたので東京駅八重洲口にあるグローバルスポーツ研究所というスポーツ系リンパマッサージの治療院へ始めて行った。スタッフは整体師の白衣ではなくポロシャツにトレーニングパンツを着ていて、治療師というよりスポーツトレーナーのようないでたちだった。
案内されるままベッドにうつぶせになると肩から腰にかけてタオルがかぶせられ治療が始まった。筋肉を直接マッサージするというよりは皮膚と筋肉の隙間を動かすような手の動きで、こうすることによってリンパ液の循環を活性化するという説明をうつぶせになったまま聞かされた。
肩から腰、さらに足へと施術が進むにつれて、心地いい眠気が込み上げてきてそのまま寝入ってしまった。
約一時間の施術をうけたちょくごはそうでもなかったのだが、そのあと職場で打ち合わせをしている最中に体中の体液が音を立てて流れているような心持がして幾度となく陶然とした気持ちになった。
この日の気持ちよさが忘れなくて、それから一月ほどの間に数回通ったのだが、だんだん体が慣れてきたのか、最初のような劇的な効果は得られず、むしろも見返しのつらさのほうが表に立ってきたため、足が遠のいた。

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